こんにちは!あっくんです!
今日は「【ADHD】社会人でやってしまうと苦しい不注意事例3選」について。
ADHDに関しては過去の記事で紹介しているので詳しく知りたい方はこちらを参照ください!
本題の前に簡単に自己紹介をさせて下さい!
現在、ADHD&HSP向けに「生きづらさ解消」をテーマに情報発信をしています。
実際に私がこの2つの特性を持っています。
・ADHDは心療内科にてADHD診断&クリニックではADHDグレー判定
・HSPはセルフチェックシートにて好感度HSP判定
20以上の仕事環境を得て、ADHDやHSPの社会での生きづらさを感じ、
自分の今までの経験を活かして、1人でも多くのADHDやHSPに悩む人の問題を解消していきたいと思って活動しています。
今回はADHD傾向がある社会人を悩ませる問題を3つ厳選して紹介していきます!
これは過去に私が苦しんできたことなので、今同じようにADHDの傾向があって会社や仕事で上手くいかない方に読んで頂きたい内容です。
私のリアルな体験談と併せて解決策も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
いつもの3人でお届けします!
よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
ADHD不注意事例3選
①時間にルーズ
まず第一に「時間にルーズ」
これは前提条件を先に確認しておきます!
時間にルーズ。と一言でも色々なパターンがあります。
時間にルーズな人のパターン
- 楽天家タイプ(気質) ➡ 楽しいことを優先してしまうことで時間を忘れがち
- ルーズな環境で育ってきたタイプ(価値観) ➡ 人は18歳までに経験してきた価値観で作られる
- テイカータイプ(マインド) ➡ 自分が良ければ良しとする
- ADHDタイプ(脳の構造) ➡ 自分の中と外で流れる時間にズレがある 時間知覚機能不全
あ!私は「楽天家タイプ」かも!
楽しいって重要じゃん?
子供時代にゲームをやっていて、お母さんから「ご飯よ~!」って言われてもなかなかやめられない。そんな感じ!
私の海外の友達はまさに「ルーズな環境で育ってきたタイプ」だわ!そこの文化では電車も5分も10分も遅れるのは普通なんだって!日本では考えられないよね~
私の友達は「テイカータイプ」かも!(笑)
以前ね、友達が酔っぱらった時に電話をかけてきて、「10分ね!」って言ったのに2時間も付き合わされたの!(笑)
私は「ADHD」タイプですね!どうやら脳の構造的に周りと時間間隔にズレがあるみたい。
感覚でいうと、目をつぶってストップウォッチを10秒ピッタリに止めようとすると、ADHDタイプは15秒とかになっちゃう感じかな!
時間にルーズ。といっても色々なタイプがいます。
その中でADHDは「脳の機能不全」によって、自分の中と外で時間感覚のズレがあるといわれています。
- 余裕をもって起きれたのに遅刻ギリギリになってしまう
- 目的の場所に時間通り行くつもりで家を出たのになぜか遅れてしまう
- 時空を超えているような感覚がある
こんなことが日常茶飯事だったりします。
これでは社会人としてやっていくのに
「納期を守れない」「遅刻してしまう」に繋がり
周りからは信用を失ってしまいます。
その結果、「給料が上がらない」のは勿論、「人間関係が崩れる」「自信を失う」ことにもなり
生きづらさを感じてしまいます。
対策としては、
- まず、「自分の時間間隔がズレている」と把握しておく
- 仕事や何か始めたりする際は時間をタイマーで区切って適度に進捗状況の確認を行う
- 決まった時間(半日毎とか)に上司に報連相をする
現状把握 ➡ 気付くためのスイッチをつけておく(この場合はタイマー) ➡ 外部(上司)にも頼る
ポイントは、意識や気合、根性でなんとかしようとしないこと!
ADHD本人の時間間隔がズレているので、自分基準の意識で「なんとかしよう! 」といっても全くうまくいかずに泥沼にハマっていきます。
過去の私がまさにそうでした泣
「社会人だからこれができて当たり前でしょ」って思っていたんです。でも全然ダメでした。。。
だからまずは「自分の時間間隔はあかん!(笑) 」と把握しておいて。
仕組みや外部を頼って時間軸を正していく方法がオススメ。
タイマーはまさにオススメの仕組みの一つ。
30分経ったら音が鳴るように設定して、音が鳴ったら次の作業に移る!とか。
いつの間にか時間を超越することはだいぶ少なくなります!
外部(周りの人)に頼るのもオススメ。
人によってはADHDで時間通りに動けないことを公表し、時間に遅れる前に声をかけてもらっている、という人もいます。
頼るのが下手な人は「私集中してしまうと目の前のことだけしか見えなくなって、進捗状況を見失ってしまうことが多いので、3時間ごとに進捗の報連相をさせてもらってもよろしいでしょうか?」と素直に前向きな気持ちで伝えれば受け入れてもらえますよ(o^―^o)
私もホンマに色々な人に助けてもらってる。人と人って助け合うことで素敵な関係を築いていけるから、恐れずに素直に相談してみてね!
②ケアレスミスが多い
ケアレスミスも前提条件を確かめておきたいですね!
今はケアレスミスが多いと「ADHDじゃないか?」と疑う人も多くなってきていますが、勿論違う場合もあります。
ADHDではないケアレスミスを先に紹介しておきます。
- 緊張状態 ➡ 過度に緊張するとケアレスミスは多くなる
- うつ傾向 ➡ 集中力ややる気が低下しているのでケアレスミスが多くなる
たしかに「あの人が怖くて緊張する」「人前で緊張する」っていうような状況って、そっちに気がいっちゃって失敗は多いかも!
うつ経験者から言わせて頂くと、「その場所に行くのが本当に嫌だ」「もう何もしたくない」と思っている状態になると、全く集中も意欲もわかなくなりますし、だからその状態で何かをやってもミスが多かったりします。
ケアレスミスが多いなぁと感じたら、「自分は過度に緊張していないか?」「気分がズンと落ちていないか?」も確認してあげて下さい!
それではADHDのケアレスミスの話をしてきます!
ADHDのケアレスミスの大きな問題点が
「同じミスを繰り返してしまうこと」
なんです。
同じミスを繰り返してしまう理由は
「興味・関心が薄いこと」の影響が大きかったりします。
あ!学生時代の勉強とかに似ているね!
つまらない授業とかだと眠くなってしまう、みたいな(笑)
頑張って勉強しようという気持ちはあるんだけどね!
似ているかもしれません!(笑) 私も社会人になってから、「仕事は頑張ってやらないと!」って本当に思っていたけどなぜか力が入らなかった。
無意識下では興味・関心がなくて、覚えようにも覚えが悪かった記憶があります(笑)
ADHD脳は先ほどの「時間知覚機能不全」と同様に「実行機能不全」を持ち、
この「実行機能不全」は「分析して優先順位を決めることを苦手」にさせています。
なぜミスをしてしまったのか?を深く分析せずに進んでいってしまうことで同じミスを繰り返してしまったりします。
これで社会人としてやっていくとなると、「学習能力がない」=改善できないやつというレッテルを張られる。
そして成果をあげることもできない。。。
それはあまりにも可哀そうだよ。。
どうにかならないの??
対策としては、
- 作業が終わった後に一度リフレッシュする時間を挟んで、自分が先生になりきって確認
- 不明な点は素直に訊く ➡ 聞いたことは検索できるようにしておく
- そもそも興味・関心がないことをやらない
当たり前ですが、自分が作業を終えた後に確認することでミスを減らすことはできます。
ADHDは確認自体も作業(ミスを発見できない)になってしまいがち。
ただ、一度リフレッシュする時間を設けることで、頭を切り替えるスイッチにする。(流れ作業にしない)
リフレッシュ方法は、トイレに行く、深呼吸をする、10秒目を閉じる 等。今までやっていた作業から意識を逸らすことができればOKです!
それから、学校の先生が生徒の答案用紙をチェックするかのように、確認作業をしてあげることで客観的にみることができ、ミスを発見しやすくなります。
この「リフレッシュ」や「先生になりきる」の1つ1つのアクションが刺激になって飽きをなくし、集中力アップにも繋がっているんだね!
後は、単純にわからないことは、わかる人に聞きましょう!
そして聞いたこともビックリするくらいのスピード感で忘れるのもADHDの特徴だったりします(笑)
なので聞いたことは検索できるようにメモをすることが大切!(メモをどこにしたかも忘れがち)
PCやスマホでポイントとなるワードを打てばヒットするようにできていればベスト!!
私はよく記録用でメモ帳、短期用で付箋を使っていました!
メモ帳開いてたくさん書いていても Ctrl+F で検索ができるので、すぐ見つけられます!
最後はそもそも論ですが、「興味・関心がないことをやらない」
後述しますが、
ADHDは興味・関心があることに関しては高い集中力を発揮して成果を出すことがありますが、
反対に興味・関心がないことに関しては集中力がなくなり、途端にミスも多くなったりします。
なんか単純でわかりやすいじゃん!
だから理想は、自分の興味・関心がある分野の仕事を選べることなんですね。
③集中力がない
②ケアレスミスが多いでも書いている通り、緊張状態やうつ傾向があると集中力もなくなります。
ADHDに関しては、「0」か「100」かみたいなイメージで、
- 興味・関心がないと全く集中できない
- 興味・関心があると寝食忘れて過集中することもある
両極端だね!
社会人になると、興味・関心があることばかりを仕事にすることはできないので
多少の妥協や我慢をしながら、仕事をこなしていくことが必要です。
ただ、ここでもADHD脳の1つ「報酬系機能不全」というものがあり、
これが、待つこと(我慢すること)の制御することを難しくしていて
考え事や気になったことがあると、すぐに気が散ってしまったりします。
特に今の現代は、集中力を途切れさすものが多すぎます。
その代表格が、スマホ(YouTube、SNS、アプリ)、テレビ、PC等ですね!
うわぁ。確かに仕事している最中にでも、LINEの返信が来ているか気になったり、アニメの続きが気になったりで落ち着かないことはあるかも~~
そこを切り替えて仕事に集中する!っていうことが難しいのがADHDの特徴!という感じですね。
この特徴が出てくると、社会人としては
「忍耐がない!」「根性がない!」等と評価されてしまい、
自分としても「やり切れない」「途中で投げ出してしまう」ことで「自分はダメな人間だ!」と思いやすくなってしまいます。
自分自身も周りからも否定的な評価を受けてしまうなんて苦しすぎるよ。。。
何か対策はないの?
対策としては、
- そもそも興味・関心がないことをやらない
- 興味を紐づけてあげる
ケアレスミスのところでも書いた通り、そもそも興味・関心がないことを無理やりやることには限界があります。
これに関してはADHDの人に限らずです。
誰でも、苦手なこと、嫌いなことを我慢してやり続けていくと心が病んでいきます。
仕事では成果も圧倒的に出にくいです。
これでは報われにくい。
併せて、ADHDの人は「報酬系機能不全」で脳の構造上、興味・関心がないことに集中できないようになっています。
だから、できるだけ興味・関心があることに対して仕事をするのが一番オススメの方法です。
でもさっきも言っていたけど、
興味・関心があることだけを仕事にするのは難しいんじゃない??
そうですね! 中々それが難しいと感じている方に
オススメのもう一つの方法「興味を紐づけてあげる」です。
一言でいうと「目的」を作ってあげることです。
- この仕事を成功させることでもっと自分の出来ることが広がる(自分の興味あることができる仕事を任せてもらえたり、部署異動の相談もしやすい等)
- 目の前の仕事をしっかりこなせたら評価や信用が高くなり、給料アップも狙える(給料上げてもらえなくても、このスキルが給料アップを狙える転職に繋がる等)
- ここを頑張ったら、「彼女とデートができる!💗」
というように、この仕事をやることで、どんな結果がもたらされるかを具体的にイメージしてあげます。
勿論、その結果は「自分が興味・関心があること」。
そうすることで「目の前の興味・関心があまりない仕事」でも「結果として興味・関心があること」に紐づけされます。
結果は仕事に関係ないことでもいいんだね!
誰にでもできるじゃん!!
はい!(^^)
その結果が「本当にワクワクすること」と「具体的に得られるもの」
というのがポイントです!
最後に捕捉させて頂くと、今回の対策事例は私が実際に行って効果があった方法(認知行動療法)です。
ADHDには病院に行くことで薬を処方する方法(薬物療法)もあります。
ADHDを本格的に矯正したい!治療を受けたい!という方は病院に行くことをオススメします。
行く病院としては大人は「精神科」または「心療内科」です。
ただ、病院によっては、ADHDに詳しくない先生や真剣に向き合ってくれない先生も少なからずいるので、一度行ってみて合わなければ他の病院に足を運ぶことも検討してくださいね!
まとめますね!
まとめ
今回のテーマは「【ADHD】社会人でやってしまうと苦しい不注意事例3選」
不注意事例3選は
- ①時間にルーズ
- ②ケアレスミスが多い
- ③集中力がない
①時間にルーズ
「時間知覚機能不全」で脳の構造上、自分と周りの時間間隔にズレが生じることが多い。
この状態が続くと、「納期を守れない」「遅刻してしまう」ことにも繋がり
周りの人からの信用がなくなってしまい居づらくなってしまう。
対策としては3ステップ
- まず、「自分の時間間隔がズレている」と把握しておく
- 仕事や何か始めたりする際は時間をタイマーで区切って適度に進捗状況の確認を行う
- 決まった時間(半日毎とか)に上司に報連相をする
勇気をもって相談してみてね!
②ケアレスミスが多い
「実行機能不全」で脳の構造上、分析して優先順位を決めるのが苦手なことが多い。
1つの大きな問題としては「同じミスを繰り返してしまう」こと。
この状態が続くと、「学習能力がない」「改善できないやつ」と評価され
これも周りからの信用をなくし、さらに成果を出すことも難しくなる。
対策としては3つ
- 作業が終わった後に一度リフレッシュする時間を挟んで、自分が先生になりきって確認
- 不明な点は素直に訊く ➡ 聞いたことは検索できるようにしておく
- そもそも興味・関心がないことをやらない
基本は「自分の興味・関心があること」を仕事にする。
それが難しければ、「リフレッシュタイム」や「別の人格」を入れて楽しんだり、
忘れたことでも検索して探せるようにできればいいね!
③集中力がない
「報酬系機能不全」で脳の構造上、待つこと(我慢すること)が難しく気が散りやすい。
これが顕著に出てしまうと「忍耐がない」「根性がない」と思われたり、
そう思われることで自分にも自信がなくなってしまう。
対策としては
- そもそも興味・関心がないことをやらない
- 興味を紐づけてあげる
過程でも結果でも「興味・関心があること」が入っていることが超重要だね!
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
今後の記事ももっと改良して、皆さんにとって有益な記事になるように頑張るね!
皆さんも本当に毎日お疲れ様(o^―^o)
日々忙しい中、ここまで読んでくれて本当にありがとう!
あっくんも、うちらも、そしてみんなも笑える世界になったらいいよね!
今後もみんなで一緒に頑張っていこね!
参考記事:
注意欠如・多動症における時間知覚の最新知見
日本生理人類学会誌 Vol.25, No.4 2020, 11 109 – 115 より
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