こんにちは!あっくんです!
今回はADHDの方向けに薬物療法のメリットデメリットを紹介していきます。
- 薬物療法ってどうなの?
- 薬を使ったら良くなるんだろうけど、副作用が心配
- 薬物療法を使った人の意見を聞いてみたい
そういった思いを抱えている方はぜひ、今回の記事を読んでみて下さい!
「薬物療法をしようか迷っている人」の参考になれば幸いです。
前提として、
私個人は医師ではないので、薬に関してどうこう言える立場ではないです。
今回は、私の知っているor調べた知識、私のフォロワーさんの薬体験談の共有、実際に利用した方の感想をお伝えする記事です。
「ADHD傾向がある人が薬を使うとこんなことがあるんだなぁ」と1つの参考程度に見てくださいね!
ADHDの人向けの薬物療法ってどうなの?
ADHD向けの薬は「ADHD症状を抑える」上で有効なことが多いです!
どうしてもADHD症状を自力でコントロールできずに、日常生活が苦しいです。(´;ω;`)ウッ…
という方にとって薬物療法は選択肢の1つになり得ます。
薬は医師の判断の元、処方されるのですが、薬を使うかどうか?の基準に「GAF(機能の全体評定)尺度」が使われます。
この尺度が60以下の基準になった際に薬物療法が検討されます。
あらたまこころのクリニック-ADHDで薬を使う際の基準とは より引用
参考程度に留めておいてください!
ではADHDには具体的にどんな薬があるのか?を紹介していきます!
薬の概要についてわかりやすいようにお伝えします。
前提の確認です!
ADHDはドパミンやノルアドレナリンなどの脳内伝達物質の不足などによっておこるとされる。
本剤は脳内のドパミンあるいはノルアドレナリンの働きを強めたり、これら神経伝達物質のシグナル伝達を改善する作用などをあらわし、その作用の仕組みは薬剤によって異なる
日経メディカル-注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬 薬の解説-薬の効果と作用機序より 引用
つまり、ADHDの薬は、ADHD脳特性のドーパミンやノルアドレナリン不足を解消して、ADHD症状である、多動・衝動性、不注意を改善する薬ということですね。
ADHDに処方される薬4選
現在(2022年10月時点)、ADHDに処方される薬は4種類。
①コンサータ(メチルフェニデート)
②ストラテラ(アトモキセチン)
③インチュニブ(グアンファシン)
④ビバンセ(リスデキサンフェタミン)
①コンサータ(メチルフェニデート)
【どんな薬か?】
主に、ドーパミン濃度を高める薬。
薬の効果はすぐ現れる。
【どんな時に活用できる?】
多動・衝動、不注意が多いとき。
典型的なADHDの人にオススメの薬。
周りに対する気配りとかがよくわからない、よくできないというような症状に対しては非常によく効く。
成人のADHD治療 成人の注意欠如多動性障害(ADHD)の治療成績と予後についてご教示ください。また、どの程度まで症状の緩和ができるのでしょうか。 より引用
【主な副作用】
頭痛、腹痛、食欲低下、体重減少 等
②ストラテラ(アトモキセチン)
【どんな薬か?】
主に、ノルアドレナリンの濃度を高める薬。
薬の効果は6週間から8週間(ゆっくりめ)に表れる。
【どんな時に活用できる?】
ちょっとADHD的かなということからストラテラを試して使うのはよい方法だと思います。
成人のADHD治療 成人の注意欠如多動性障害(ADHD)の治療成績と予後についてご教示ください。また、どの程度まで症状の緩和ができるのでしょうか。 より引用
要は、ちょっとADHDっぽいかもという人にオススメの薬。
【主な副作用】
食欲の低下、吐き気や腹痛などの消化器系の副作用 等
③インチュニブ(グアンファシン)
【どんな薬か?】
2A受容体という部位を刺激することで、「脳の情報伝達の効率化」と「交感神経の緊張緩和」が期待できる薬。
薬の効果は1~2週間程度で表れる。
【どんな時に活用できる?】
ADHDの多動・衝動に加え、イライラ・癇癪・衝動性・ルールが守れないなどが強い場合には優先されるお薬
あらたまこころのクリニック-3.3インチュニブ より引用
要はADHD症状と併せて、感情の不安定さで相手に攻撃するような発言をして、人間関係を悪くしがちな人にオススメの薬。
【主な副作用】
鎮静や血圧低下。朝起きにくい、頭痛、立ちくらみがする、激しく動いた後に倦怠感が出現する 等
④ビバンセ(リスデキサンフェタミン)
【どんな薬か?】
主に、ドーパミン濃度を高める薬。
薬の効果はすぐ現れる。
薬が、体内に吸収された後に別の成分に変化することで本来の薬効を発揮するお薬。
大阪メンタルクリニック梅田院 ADHD治療薬:ビバンセ®(リスデキサンフェタミン)ビバンセとは より引用
【どんな時に活用できる?】
上記で紹介したADHDの薬が効果がなかったとき等。
コンサータは脳内のドパミンとノルアドレナリンの再吸収を抑えて濃度を増加させることで、神経伝達物質の働きを活性化して、不注意・多動性・衝動性といったADHDの症状を改善するとされています。
ビバンセは、コンサータのこの作用に加えてドパミンとノルアドレナリンの分泌促進効果をもった新しいタイプの治療薬です。脳内のドパミンやノルアドレナリンの濃度を増やすもう1つの機序を持つことで、より多くの情報を伝達できるようになり、覚えられる情報の量や、集中力も高まると考えられます。
大阪メンタルクリニック梅田院 ADHD治療薬:ビバンセ®(リスデキサンフェタミン)ビバンセとは より引用
コンサータの上位互換みたいなイメージですが、ビバンセはまだ処方例が少なく、「依存性がある」ということで利用していない病院もあるみたいです。
【主な副作用】
食欲低下、不眠、頭痛、嘔気 等
副作用等や刺激を加味して、薬を処方する流れとしては、下記のようなイメージでしょうか。
①ストラテラ or インチュニブ ←非中枢刺激薬
⇩
②コンサータ ←中枢刺激薬
⇩
③ビバンセ ←コンサータより刺激が強い傾向
(コンサータを服用して副作用が強く出ない&コンサータでは症状の改善が見れなかったときに使ってみる)
この処方の流れはあくまで私が調べた中での個人的見解です。
ADHDの薬の概要について知ったところで、実際に薬を活用した方の声を次章で紹介していきます。
薬物療法 実際の体験談 メリット・デメリット
では、私のインスタフォロワーさんに聞いたアンケートやネット上の口コミの中で、薬種類別で実際に服用してみたメリットデメリットを見てみましょう!
①コンサータ
薬を飲んでからすぐ効果が表れて、10~12時間程度持続するそうなのです。
その間は「頭がスッキリして集中力が上がる!」という印象。
副作用として目立つのは、「口の渇き、食欲なくなる、効果が切れると何もする気がなくなる」といった感じです。
眠気に関しては、日中に襲われる眠気はなくなるけど、夜寝るときに寝れなくなるといった症状もあるそうです。
②ストラテラ
薬の効果が安定するまで6~8週間程度あるそう。
効果としては「頭の中がクリアになって冷静になれる!」という印象。
副作用としては目立つのは、「食欲なくなる、吐き気、感情が落ち込みすぎる」といった感じです。
人によって激しく副作用が出る人もいれば、全く副作用が出ない人もいるそうです。
③インチュニブ
薬の効果が出るまで1~2週間程度あるそうですが、飲んでから1.2日で効果が出る人もいるそうです。
効果としては「気持ちが落ち着いて状況を冷静に判断できる!」という印象。
副作用としては目立つのは「血圧低下による頭痛やめまい等」といった感じです。
ストラテラ同様、人によって激しく副作用が出る人もいれば、全く副作用が出ない人もいるそうです。
④ビバンセ
ビバンセはADHDの中で新薬なので体験談が少なかったです。
コンサータ同様、薬の効果は飲んでからすぐ表れるそう。
効果としては「注意力散漫が落ち着く!」という印象。
副作用としては、「慢性的な眠気」といった感じです。
全く効果がない!といった意見も複数ありました。
全ての薬に言えることだと思いますが、体質に合う合わないがあるイメージです。
コンサータを活用して、「ADHD症状が抑えられて副作用もほとんどない!」という人もいる。
同じコンサータを活用して、「ADHD症状もあまり改善されず、副作用だけ強く感じる」という人もいる。
後は薬の種類によっても人によって効いたり効かなかったり、副作用の違いがあります。
もし薬物療法を検討するのであれば、
✅最初は少量で試してみてどうか?
で様子見つつ使ってみるのがよさそうです。
まとめ
本日は薬物療法について、
①薬の概要
②薬を使った人のメリットデメリットの意見
を書いていきました。
ADHD症状に悩み、自力ではどうにもならない。
といった人は、医師と相談して少量の薬を試してみるのもいいかもしれません。
最後に。今回、薬の体験談は私のインスタフォロワーさんから多くご意見を頂きました。
今回の記事を作る際に非常に参考になりました!
ご協力頂きありがとうございました!!
【参考】日経メディカル https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/article/556e7e5c83815011bdcf827c.html
【参考】あらたまこころのクリニック https://www.mentalclinic.com/disease/p7651/
【参考】LITALICO発達ナビ ADHDの治療薬にはどんな種類があるの?それぞれの用法・用量や副作用は?【医師監修】https://h-navi.jp/column/article/35026716
ADHD治療薬インチュニブ(グアンファシン)の効果や副作用は?ストラテラ、コンサータとの違いも解説【精神科医監修】 https://h-navi.jp/column/article/35026717
【参考】Kaien https://www.kaien-lab.com/faq/1-faq-developmental-disorders/intuniv/
【参考】こころえがおクリニック https://kokoro-egao.net/prescription.html
【参考】精神科・心療内科 高津心音メンタルクリニック ADHD(注意欠如・多動症)の薬 https://www.cocorone-clinic.com/column/adhd_04.html
④リスデキサンフェタミンメシル(ビバンセ)について
【参考】大坂メンタルクリニック梅田院 ビバンセとは https://osakamental.com/symptoms/commentary/vyvanse.html
【参考】名駅さこうメンタルクリニック ビバンセ(コンサータ)と比較して https://meiekisakomentalclinic.com/blog/1448/
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